活動内容

私たちは、生活に困窮している人びと、就労継続に困難を抱えている人びと、そして日々の暮らしに何らかの支えが必要となる人びとに対して、支援活動を行っています。安定した地域生活を営むことができ、安心して生きることができるように、寄りそい、つなげていく地域生活支援、社会参加訓練、就労支援などに取り組んでいます。

地域生活支援に関する事業

(令和6年度予算34,7百万円)

日常生活支援住居施設(生活保護法)の認定を受けた無料・低額宿泊所(社会福祉法)の運営を中心とした地域生活支援に取り組んでいます。

 

「地域生活支援」とは、自立支援の観点から、施設からひとり暮らし後までの統合的な支援をおこなうことと当会では定めており、現在、葛飾区及び墨田区において実践中です。

 

ひとりで生活できるようになることを目標として一人ひとりにあった計画をたて、生活支援・生活訓練を行い、社会参加訓練や就労支援などへの参加を通して人や社会とのつながりを取り戻してもらい、ひとり暮らし「後」の生活までに関わり続ける支援にを行っています。

就労支援に関する事業

(令和6年度予算0,76百万円)

施設利用者、ひとり暮らしをはじめた元施設利用者、近隣の社会福祉サービス利用者に対して、「仕事出し」を行っています。仕事を介した社会参加をとおして、社会とのつながりを取り戻し、自己肯定感や有用感を感じてもらうことが目的です。

 

取り組みにあたっては、参加する人の特徴・特性をふまえて仕事を調整します。「人を仕事にあわせる」まえに「仕事を人にあわせる」ことで、無理なく働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。

令和5年からは、経験のある元職人さんを中心とした簡易修善活動を実践中です。

新しい社会福祉を構築するための調査研究

(令和6年度予算0,2百万円)

わたしたちは、いま困っている一人ひとりが抱える課題について見極め、解決方法を提案し、適切な社会資源へとつなげられるようになることを目的として、最新の知見や支援技法について調査研究をおこなっています。低所得高齢者の抱える諸課題、社会からの孤立化、ひきこもり状態、ギャンブル、アルコール、ゲーム等の嗜癖依存など、旧来の社会福祉制度からこぼれてしまう諸課題に対する理解のしかたと支援方法などについて調査研究を継続し、新しい社会福祉の支援方法について試行錯誤しています。

令和6年度からは、現状についての情報を中心にブログ等で発信していきます。

社会福祉を担う人材育成に関する事業

(令和6年度予算0,3百万円)

わたしたちの現場や知見に興味のある方々を対象として、人材育成に取り組んでいます。

令和5年度からは、社会福祉士養成専門学校や社会福祉学部等からの実習生受け入れを行っています。

インターン募集も継続しています。

国際協力に関する事業

(令和6年度予算1,2百万円)

日本から諸外国での支援へ向け、アジア(タイ)・アフリカ(ルワンダ共和国)などでの事業展開可能性を現在調査中です。